歴史的風土特別保存地区

歴史的風土特別保存地区(レキシテキフウドトクベツホゾンチク)の意味・解説

歴史的風土特別保存地区とは、「歴史的風土保存区域」の区域内において、風土の保存上、とくに重要な地域として指定され、住宅等の建築物の新築や、土地形質の変更などが制限される区域のこと。
現在、法律で指定されているのは京都市、奈良市、鎌倉市があげられる。また政令では、天理市、橿原市、桜井市、逗子市、斑鳩町、明日香村、大津市の各市町村が指定されている。
「歴史的風土保存区域」とは、環境・景観保全系ゾーニングの地域地区の1つで、古都における歴史的風土を保存するために必要な区域として、国土交通大臣が指定するもの。
なお、「環境・景観保全系ゾーニング」とは、都市環境や景観、自然環境を保全するために、一定の建築制限を加えることが認められている地区の総称で、市区町村は必要に応じて、この歴史的風土特別保存地区のほか、風致地区、緑地保全地区、景観地区などを指定することができ、その地区での建物建築について、建築基準法に基づいた条例・制限事項を定めることができる。

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