公証人

公証人(コウショウニン)の意味・解説

公証人とは、遺言書や任意後見契約等の公正証書の作成、私署証書の認証(作成者の署名等のある文書が本人の意思に基づいて作成されたことを証明すること)などを、中立・公正な立場で行うことを業務とする公務員です。私的な法律関係について、その法律関係の明確化や安定化を図り、私的な法律紛争を未然に防ぐ役割を担っています。

具体的には、当事者や関係人の嘱託により、民事(遺言・離婚・任意後見契約・金銭消費貸借契約・土地建物賃貸借契約等)に関する公正証書を作成し、また、私署証書や定款に認証を与える権限をもちます。

公証人は、実務経験を有する法律実務家(裁判官、検察官、弁護士あるいは法務局長や司法書士等)のなかから公募し、法務大臣が任命します。公証人が執務する場所は「公証役場」と呼ばれています。

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