複合用途の建築物

複合用途の建築物(フクゴウヨウトノケンチクブツ)の意味・解説

「複合用途の建築物」とは、例えば、1階をスーパー(店舗)、2階をオフィス(事務所)、3階以上を分譲マンション(住宅)にした建物など、「一つの建物を複数の用途に使用している建築物」のこと。

複合用途の建築物の場合でも、その用途地域に建築できない用途での使用はできない。例えば、第1種中高層住居専用地域内では一般的な事務所の建築は不可とされるため、マンションの1階等に事務所を設けることはできないことになる。また、建築物はどの階をどんな用途で利用するかによって、防火や避難等(建物構造の防火性能や防火設備、避難路となる階段の数や幅など)に関する建築基準が異なるため、その用途に応じた設計が必要となる。

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