防火設備

防火設備(ボウカセツビ)の意味・解説

防火設備とは、延焼リスクの高い部分に設置される防火戸やドレンチャーなど、火炎を遮る設備を防火設備という。
また、隣地境界線や道路側に面して設けられた開口部(玄関や勝手口、窓等)を遮るかたちで設置された、外壁や袖壁、塀なども防火設備の1つとして見なされる。例えば、鉄製のドアに網入りガラスをはめ込んだものや、スチールサッシに網入りガラスをはめ込んだものなどが、防火設備としてあげられる。
2000年(平成12年)6月に改正建築基準法が施行され、旧来の「甲種防火戸」と「乙種防火戸」の分類が、「特定防火設備」(火災の拡大を防止し、防火区画や防火壁の開口部、外壁の開口部、避難階段の出入口部分などに用いられるもの)と、「防火設備」(主として、開口部の延焼防止を目的とし、防火区画の一部や外壁の開口部などに用いられるもの)に改められた。

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