ルーフドレン

ルーフドレンの意味・解説

ルーフドレンとは、おもにベランダや陸屋根などから雨水を排水するためにつくられる、排水口、もしくは排水口用の金物製品の事を指す。英語だと「Roof Drain」、頭文字の「RD」で表記されるケースが多い。
雨水が排水口と排水管(雨樋)の接合部から漏水しないように防水性能を高める役割と、枯葉などが排水口に侵入することを防ぐことで水のつまりを防ぐ役割がある。材質は、従来は鉄製・鋳鉄製のものが多く見られたが、現在は耐食性を高めたステンレス製のものが多く製造されている。
また、経年劣化により、排水口と排水管の接合部が剥がれると漏水の原因になるので、定期的な点検や交換が必要。とくに、積雪の多い地域では排水管そのものが凍結した場合、融雪水が屋上に滞水し、施工の甘い部分から漏水を発生する可能性があるため、陸屋根式の屋上部分の防水加工のほか、熱の伝導率が高い寒冷地専用の「ルーフドレインカバー」を設置し、排水口まわりの雪を融雪するなどの対策がある。

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