連帯保証人

連帯保証人(レンタイホショウニン)の意味・解説

連帯保証人とは、別の人の債務を連帯して保証する人のこと。例えばAさん(主たる債務者)が賃貸住宅を借りるときにBさんが連帯保証人になった場合、Aさんが家賃を払えなくなったらBさんが代わりに支払う義務を負うことになる。
この場合、貸主(債権者)がBさんに家賃を請求したときに、BさんはまずAさんに先に請求するよう求めたり(催告の抗弁)、Aさんに財産を処分させて(強制執行)払ってもらうよう求めたり(検索の抗弁)することで、支払いをこばむことが原則としてできない。つまり、連帯保証人は主債務者とほぼ同じ立場で返済の義務を負うことになる。
賃貸住宅を借りるときには連帯保証人が必要となるケースが一般的だが、保証会社の「家賃債務保証」を利用することで不要になる場合もある。
なお、住宅の購入・新築等のために住宅ローンを借りるときもかつては連帯保証人が必要なケースがほとんどだった。しかし現在は、金融機関が指定する保証会社に保証料を支払うことなどにより、連帯保証人が不要な場合が多い。この場合、もし支払いや返済が滞って保証会社が代わりに弁済を行った場合、主債務者の債務が免除されるわけではなく、その後は保証会社に対して支払いを行うことになる。
ただし、住宅ローンの融資審査の際に夫婦の収入を合算する必要がある場合や、夫婦でペアローンを借りる場合などは、配偶者が連帯保証人になることを求められるケースが一般的だ。配偶者が連帯保証人になる場合も、保証会社への保証料支払いは必要になる。だが近年はいわゆるネット銀行を中心に、連帯保証人の有無にかかわらず保証料の支払いがなく、代わりに融資手数料を借入額の2%(消費税別)とするケースが多くなっている。

住宅ローンの審査で連帯保証人が必要なケースは?保証人を立てるメリット、デメリットは?

連帯保証人(レンタイホショウニン)に関する物件ピックアップ

ページトップへ戻る