配偶者控除（贈与税）(ハイグウシャコウジョ（ゾウヨゼイ）)の意味・解説
配偶者控除（贈与税）とは、結婚してから20年以上（婚姻期間が20年以上）経っている夫婦が、夫婦間で居住用不動産を贈与したり、居住用不動産を購入するための資金を贈与する場合に、基礎控除（110万円）のほかに認められている2000万円の控除のこと。原則として、計算上も遺産の先渡し（特別受益）を受けたものとして取り扱わなくてよいとされており、贈与がなかったとした場合の遺産分配より、多くの財産を最終的に取得できることになる。
居住用不動産を贈与する場合には、贈与を受けた翌年の3月15日まで居住用として住み、購入資金を贈与する場合には、その資金で翌年の3月15日までに居住用不動産を購入し、居住していることが条件となる。どちらの場合もその後も引き続き住む見込みがなければならない。この特例を受けるためには、贈与を受けた翌年の2月1日から3月15日までに税務署に申告する。
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