防火ダンパー

防火ダンパー(ボウカダンパー)の意味・解説

防火ダンパー(防火ダンパ)とは、建物や室内の空気調和や換気を目的とするダクト(管)の内側に設置される、火災時の延焼防止や熱い空気の噴出を防ぐために取り付けられたダンパー(羽根状や板状の扉)のことです。ダクトが建物の防火区画を貫通する場合に取り付けられます。
防火ダンパーの仕組み・構造は、ダンパー各個ごとに溶融温度が調整された溶融ヒューズで取り付けられており、設定温度を超えた空気が通過するとヒューズが溶け、自動的にダンパーが下がることで、ダクト内を流れる火炎や煙を遮断するというものです。キッチンの排気ダクトなどは、空気の通過温度が不規則に高くなることを考慮し、ヒューズはより高い温度に設定したものが取り付けられます。

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