短期積雪荷重

短期積雪荷重(タンキセキセツカジュウ)の意味・解説

短期積雪荷重とは、短期間に発生する積雪状態のことです。冬期の最大積雪として約3日間程度の継続時間を想定し、50年再現値として設定されています。
積雪荷重は、短期積雪荷重のほかに、以下の3種類の状態を、その地方の実況に応じて想定しています。
■長期積雪荷重:積雪状態がおおむね3カ月程度の継続時間を想定した積雪荷重。この荷重は、短期積雪荷重の0.7倍として、多雪区域における建築物の構造計算を行うときに用いられる。
■平年並みの積雪状態:多雪区域において、地震あるいは暴風に襲われたときに想定する積雪荷重。想定する積雪荷重は、風圧力または地震力と同時に採用することから、その地方における冬期の最大積雪の平均値として短期積雪荷重の0.35倍とする。
■極めて稀に発生する積雪状態:想定すべき最大級の荷重(建築物の存在期間中に遭遇することは稀有であるが、可能性を無視できない荷重)で、短期積雪荷重の1.4倍とする。

ページトップへ戻る