ようかん型マンション

ようかん型マンション(ヨウカンガタマンション)の意味・解説

ようかん型マンションとは、建物に凹凸がない、シンプルな形状のマンションのこと。切り分けた羊羹(ようかん)が並んでいるような形状をしているため、このように呼ばれている。敷地に対してたくさんの住戸をつくることができ、施工しやすく、建築コストを最も安く抑えることができるので、多くのマンションに見られる。また、将来的にもメンテナンスがしやすいほか、凹凸がない形状のため建物の耐震強度を計算しやすく、変形した建物よりも耐震性が高いなどのメリットも指摘されている。
一方で、住戸タイプのバリエーションが限られてくる(同じような間取りが多くなる)、建物としての面白みに欠ける、端の住戸しか角部屋にならない、などがデメリットとして挙げられる。
これに対して、住戸を少しずつずらして階段状に配置したマンションを「雁行型(がんこうがた)マンション」という。

ページトップへ戻る