マンション

マンションの意味・解説

一般的にはマンションとは、主に鉄筋コンクリート造(RC)、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC)などの耐火構造の集合住宅のこと、アパートとは、木造、プレハブ造・軽量鉄骨造などの準耐火構造の集合住宅で、おおむね2階建てまでの低層のものを指す。ただ、両者の規定については、建築基準法や宅地建物取引業法には明記されてはおらず、一般的に前述の構造的な観点から、マンションは、アパートよりも耐震性・耐火性・遮音性に優れるとされている。しかし近年、技術の進歩により、木造・軽量鉄骨造等においても従来の定義のマンションと遜色ない建物が存在しており、不動産ポータルサイトをはじめとした不動産広告表記において、マンション、アパートを単純に躯体構造のみで区別することが難しくなっている。そのため木造や軽量鉄骨造であっても、SUUMOおよびその他の不動産ポータルサイトでは、一定の基準を満たす場合にはマンションと表示することを認めている。

<SUUMOで木造・軽量鉄骨造の共同住宅を「マンション」と表記してもよいケース>
◆対象物件
木造・軽量鉄骨造の「3階建て以上」の「賃貸共同住宅(タウンハウス・テラスハウス等長屋を除く)」で、以下の性能を満たす建物
◆建物性能条件
新築・既築を問わず、住宅性能表示制度による住宅性能評価書にて、耐久性において、劣化対策等級(構造躯体等)が等級3であることに加え、以下のいずれかを満たすこと
「1-1.耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)が等級3
「2-6.耐火等級(延焼の恐れのある部分(開口部以外))が等級4」もしくは、耐火構造。

◆不動産ポータルサイトでの表記のされ方
物件の「構造」の項目は「その他」、構造の補足コメントとして「その他備考」の欄にその根拠を記載。
表記例)
・構造:その他
・その他備考:木造・設計住宅性能評価書3-1.劣化対策等級(構造躯体等)が等級3、1-1.耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)が等級3取得済

なお、一般的に、マンションでも、区分所有されるものを「分譲マンション」、賃貸されるものを「賃貸マンション」と分類する。ちなみに、英語で「マンション」(mansion)とは豪邸という意味であり、集合住宅のことを「アパートメント」(apartment)、分譲物件のことを「コンドミニアム」(condominium)と呼ぶ。

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