耐震基準

耐震基準(タイシンキジュン)の意味・解説

耐震基準とは、一定の強さの地震が起きても倒壊または損壊しない住宅が建築されるよう、建築基準法が定めている基準のこと。現在適用されている耐震基準は、1981年(昭和56年)に抜本的に改正され、これ以降の基準を「新耐震基準」という。
この新耐震基準の目標とされる考え方は、よく起こるレベルの中規模までの地震に対しては建物の被害を軽く、また、数10年に一度起こるかどうかという大地震に対しては、建物のある程度の被害はやむなし、建物内、およびその周囲にいる「人の安全を守る」ことを目標にしている。よって、新耐震基準以降の建物には、中地震に対して損傷しづらく、大地震に対して倒壊しないこと。また、ねじれによる損壊を防ぐために、平面および立面的にバランスよく建築すること等が求められている。
なお、通常、築20年以下(マンション等耐火構造は25年以下)の住宅を購入する場合、住宅ローン控除等の税制の特例措置を受けることができるが、仮にこの年数を超える場合であっても、「新耐震基準」を満たしていればこの特例を受けることができる。

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