防火構造の適合仕様(ボウカコウゾウノテキゴウシヨウ)の意味・解説
防火構造とは、建築物の周囲で火災が発生した場合、その延焼を抑制するために必要な「防火性能」をもつ建物構造のことです。建築基準法では、建築物の外壁または軒裏の構造について、下の3つの防火性能の技術基準を定め、これに適合する鉄鋼モルタル塗、しっくい塗などの構造で国土交通大臣が定めた（または認定した）構造方法を用いたものを「防火構造」としています（建築基準法第2条第8号、建築基準法施行令第108条）。
■防火性能の要件
【耐力壁である外壁】 建築物の周囲で通常の火災による火熱が加えられた場合に、加熱開始後30分間、構造耐力上支障のある変形、溶融、破壊その他の損傷を生じないこと
【外壁及び軒裏】 建築物の周囲で通常の火災による火熱が加えられた場合に、加熱開始後30分間、加熱面以外の面（屋内に面するもの）の温度が可燃物燃焼温度以上に上昇しないこと （延焼のおそれのある部分以外の部分）
基準・制限
に関わるその他の用語
