軸組配置の1/4分割法

軸組配置の1/4分割法(ジクグミハイチノヨンブンノイチブンカツホウ)の意味・解説

軸組配置の1/4分割法とは、2000年(平成12年)の改正建築基準法で導入された、小規模な木造住宅等(2階建て以上、あるいは延床面積50m2以上)を対象とする、各階の壁量バランスを検証する方法のこと。各階の平面図において、タテ(張り間方向)、ヨコ(けた行き方向)双方の、両端の1/4のスペースに存在する壁量(耐力壁の長さ)のバランスを計算し、耐震性を検証するというもの。
具体的には、「壁量充足率」という数値で測られる。建物の外周部(平面的に建物の1/4にあたる外周部)の「壁量充足率」(=存在壁量/必要壁量)を測定し、相対する両端の「壁量充足率」(=小さい方/大きい方)が0.5以上である必要がある。均等である(1に近づく)ほど、建物が全体的に釣り合いが良く、耐力壁のバランスがとれた安全な建物であると判定できる。

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