地耐力試験

地耐力試験(チタイリョクシケン)の意味・解説

地耐力試験とは、地盤が荷重や沈下にどの程度耐えられるか(地耐力)を調査・検証すること。
地耐力は、「地盤の支持力(どの程度の荷重に耐えられるか)」と「沈下に対する抵抗力(沈下のしにくさ)」の2つを合わせた指標から示されるが、「地耐力試験」においては、支持力を測定する場合は、住宅などの構造物の基礎底面の位置に載荷板を設置し、その上に荷重を載せて各積載荷重ごとの沈下量を測定する平板載荷試験のほか、スウェーデン式サウンディング試験や標準貫入試験(ボーリング調査)といった方法がある。また、沈下については圧密試験等がある。実際に設計する際は、基礎の根切りの深さや基礎の形状・大きさ、地下水位などの影響を考慮して行うことになる。
なお、建物を建築する場合、地耐力に応じた基礎構造を採用することが建築基準法で義務づけられている。

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