境界杭

境界杭(キョウカイクイ)の意味・解説

境界杭とは、隣り合う土地や道路との「境界」を示すために打ち込まれた杭のこと。石やFRP(ガラス繊維で補強されたプラスチック複合材料)、金属などでつくられている。杭の代わりに金属プレートや鋲(びょう)などが打たれている場合もあり、これらを総称して「境界標」と呼ぶ。杭(境界標)が示す境界点と境界点を結んだ線で囲まれた範囲が、隣地所有者からも異議申し立てのない所有地の範囲ということになる。
また、杭(境界標)は、隣地の承諾を得ずに勝手に設置することはできない。土地家屋調査士や測量士が測量を行い、その測量図に基づき隣地との立ち会い・承諾を経て設置することとなる。
一戸建てや土地の売買の際には、取引する土地の範囲はどこなのかという点を明確にする必要がある。一般的な取引の場合、不動産売買契約書には「売り主は買い主に対し、本物件引き渡しの時までに、現地において土地の境界点および境界線を明示しなければならない」との条文が盛り込まれているため、必ず境界杭の位置は、もれなく不動産会社の説明を受けながら、目視確認をすること。

境界杭(キョウカイクイ)に関する物件ピックアップ

ページトップへ戻る