公売

公売(コウバイ)の意味・解説

公売とは、国税や地方税の滞納があった場合、国や地方公共団体の税徴収職員が、税金の回収のために差し押さえた財産(不動産や動産)を売却・換金するための手続きのこと。公売の方法には、入札形式と競り売り(せりうり)形式の2つがある(下記)。また、近年は、インターネットを通して公売に参加できる「インターネット公売」も増えている。

【公売の形式】

■入札
購入希望額を提示して購入を申し込む「入札」ができるのは1回だけで、入札後に入札金額の変更等を行うことはできない。また、他の人の入札額も分からない。

■競り売り(せりうり)
一般のオークションと同様の形式で、最終的に最も高い金額で入札した人が落札できる。入札期間であれば参加者は金額を変えて何回でも入札できる。
なお、銀行等からの借入金の返済を滞納した場合に行われる「競売(きょうばい)」は、銀行等の金融機関や個人が裁判所に申し立てて財産を差し押さえたうえで行う。

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