避難限界距離

避難限界距離(ヒナンゲンカイキョリ)の意味・解説

避難限界距離とは、火災や地震などの災害時において、徒歩で避難できる距離の限界のことです。一般的には、高齢者や子どもの避難能力が考慮されるため、1.5km~2.0km程度が避難限界距離であると考えられています。(自治体によって異なります。)ちなみに、自治体が用いることが多い「避難可能距離」は、避難限界距離とは異なる概念です。
「避難可能距離」とは、徒歩や自動車で避難する場合の避難可能時間(災害到達時間-避難開始時間)と、移動速度から算定した距離のことです。例えば、津波被害がおこりうる地域の場合、この計算式で避難可能距離・範囲を設定し、その範囲外となる避難対象地域を津波避難困難地域として設定し、指定避難所や津波避難場所を独自に指定するなど特別対策を施すケースもあります。

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