遮炎性能(シャエンセイノウ)の意味・解説
遮炎性能とは、通常の火災時において、火炎を有効に遮る性能のことです。
都市計画法では、市街地における火災の危険を防除するために、各市町村で「防火地域」「準防火地域」「法22条指定区域」を指定しています。これらの指定地域内で新たに建物を建てる際には、防火・耐火に関するさまざまな基準を満たす必要があります。その基準のひとつが開口部における防火設備の採用で、防火設備の技術的基準には遮炎性能も含まれています。
具体的には、遮炎性能がより高い「特定防火設備」は遮炎時間が1時間、「防火設備」は遮炎時間が20分、建物の屋内または周囲で発生する通常火災のときに加熱面以外の面に火災を出さないことが求められています。
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