防火性能試験

防火性能試験(ボウカセイノウシケン)の意味・解説

防火性能試験とは、建築材料や構造体の防火性能を判定する試験のことです。一般的に、火災時を再現する「標準加熱温度曲線」に沿って、加熱炉内で建築材料や構造体を加熱し、損傷や劣化の程度から防火の性能を判定します。
防火設備の場合、建築基準法及び建築基準法施行令により、その性能についての技術的基準が規定されています。例えば、「特定防火設備」なら遮炎時間1時間は加熱面以外の面に火炎を出さないこと、「防火設備」なら遮炎時間20分は加熱面以外の面に火炎を出さないことと定められています。
また、防火設備の技術基準に適合する構造方法については、鉄製、鉄骨コンクリート製など、構造に用いられる材料の種類別に具体的に規定されています。

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