防火扉

防火扉(ボウカトビラ)の意味・解説

防火扉とは、防火性能を持つ扉のことです。建築基準法の法令上でいう「防火戸」とは同義語として用いられているケースが多いです。
防火扉(防火戸)には防火性能の異なる「防火設備」「特定防火設備」の2種類が存在し、求められる性能が異なります。
「防火設備」は、閉鎖時に通常の火災時における火炎を有効に遮るものと定義されていて、多くは隣接する建物からの延焼を防止するために建築物の外壁に設けられています。
防火設備より防火性能の高い「特定防火設備」は、通常の火災の火炎を受けても1時間以上火炎が貫通しない構造と規定されています。また、火災時に確実に閉鎖させるため、人間が開けない限り常に閉鎖されている「常時閉鎖型防火戸」と、火災を感知すると閉鎖される「随時閉鎖型防火戸」の2種類の構造しか認められていません。

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