火災検知器

火災検知器(カサイケンチキ)の意味・解説

火災検知器とは、火災によって生ずる熱や煙によって自動的に火災の発生を感知する機器で、火災感知器ともいいます。警報を発したり、受信機などに通知する機能を備えた機種もあります。
住宅火災において、就寝中の逃げ遅れによる死者が増加していることから、就寝に使用する部屋がある全ての住宅に火災検知器を設置することが、2010年(平成22年)より消防法で義務付けられました。住宅用の火災検知器は煙で火災を感知する「煙式(光電式)」と、周囲温度がの変化により火災を感知する「熱式(定温式)」がありますが、火災の初期段階は炎よりも煙のほうが先に発生することや、炎による熱の伝達速度よりも煙の拡散速度のほうが早いことから、「煙式(光電式)」の設置を推奨する自治体が多くなっています。

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