ボールベアリング式転がり支承

ボールベアリング式転がり支承(ボールベアリングシキコロガリシショウ)の意味・解説

ボールベアリング式転がり支承とは、建築物の免震装置のひとつです。建物の荷重をボールベアリング(回転軸との間に金属球を入れ、その転がりによって摩擦を小さくする軸受けのこと)で支持しており、地震時にボールベアリングがレールを転がり移動することで、地震の揺れができるだけ建物に伝わらないようにしています。また、レールを十字型やキ型、井型に配置することで、任意の方向への移動を可能にしています。
免震装置には、建物を支え、地震のときに建物をゆっくりと移動させる「アイソレータ」がありますが、アイソレータだけでは揺れをとめることはできないので、揺れを抑えるための「ダンパー」が用いられています。ボールベアリング式転がり支承は「アイソレータ」の一種で、ほかには積層ゴム、すべり支承などがあります。

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