耐風等級

耐風等級(タイフウトウキュウ)の意味・解説

耐風等級(構造躯体の倒壊等防止および損傷防止)とは、住宅性能表示制度で定められた「構造の安定」に関する指標の1つ。
住宅性能表示制度とは、住宅の性能を計る共通指標・ルールで、10の基準で住宅性能を評価する制度。そのうちの1つである「構造の安定」の耐風等級については、暴風に対する構造躯体の崩壊、倒壊等のしにくさおよび構造躯体の損傷の生じにくさを表示する(等級2~1)。等級は、最大等級の等級2では、極めて稀に(500年に一度程度)発生する暴風による力の1.2倍の力に対して倒壊や崩壊等せず、稀に(50年に一度程度)発生する暴風による力の1.2倍の力に対して損傷を生じない程度を示している。等級1の場合は、前述の「1.2倍」の倍率が「1倍」となる。極めて稀に(500年に一度程度)発生する暴風による力とは、例えば、東京近郊の住宅地を想定した場合、高さ10mの位置で平均風速が約35m/s、瞬間最大風速が約50m/sの暴風に相当する。稀に(50年に一度程度)発生する暴風による力とは、例えば、東京近郊の住宅地を想定した場合、高さ10mの位置で平均風速が約30m/s、瞬間最大風速が約45m/sの暴風に相当し、これは、伊勢湾台風時に名古屋気象台で記録された暴風に相当する。

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