テナント

テナントの意味・解説

テナントとは、主にオフィスビルやショッピングセンター、百貨店などの一部の区画をその建物のオーナーや運営母体から借り受けて事務所や店舗として使用する借主のこと。英語表記は「tenant」。「店子(たなこ)」などとも呼ばれる。本来は、土地や建物の賃借人や賃借権保有者の意味で、語源はラテン語の「保っている」という意味の言葉からきている。
よく見受けられる表記として「テナント募集中」というものがあるが、これは借用者の募集、つまり「借りて使用してくれる人を募集中」という意味となる。一般的には、住居ではなく、店舗や事務所を指す場合が多い。また、「テナントビル」とは「所有者から借り受けるビル」、つまり、賃貸の「オフィスビル」のこと。
大型商業ビルにおいて、ビルの収益性を左右するのは、テナントの業種構成や配置、賃料の設定である。一般に、駅前などの好アクセスな立地のビルは、食堂・レストラン、喫茶店、ファッションショップ、グッズショップ等商業店舗のテナントが入居することが多い。再開発ビルにおいては、市街地の再開発の一環として、商業施設だけでなく、オフィス、公共施設などを入居させている。建物に複合的な機能を持たせることが、安定した賃料の確保につながっている。テナントの中でも「キーテナント」とは、専有面積が大きく集客力も大きいテナントのことを指していう。

テナントに関する物件ピックアップ

ページトップへ戻る