土壌処理

土壌処理(ドジョウショリ)の意味・解説

土壌処理とは、新築時の基礎のベースや基礎コンクリートの打設前後に、シロアリが忌避する薬剤等を床下土壌に散布することでシロアリを寄せ付けないようにすること。
シロアリは、一般に地中を通って建物内に侵入してくることが多いので、建物の基礎の内側や束石の周囲、その他シロアリが通過する恐れのある土壌を薬剤で処理することが、シロアリの侵入を防止する最も効果的な方法といわれている。
だが、判断を誤ると薬剤による井戸水や地下水汚染等にもつながるため、敷地の状況、土質等を適切に判断して、処理薬剤の選択、処理方法を決定する必要がある。具体的には、自然素材であるヒバ油などを床下土壌に直接散布・吸収させる液状タイプと、調湿性のある石粒や炭、天然鉱石にヒバなどから抽出した成分を組み合わせて散布・配置する工法のほか、土壌被膜形成工法、シート工法などがある。

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