準委任契約

準委任契約(ジュンイニンケイヤク)の意味・解説

準委任契約とは、業務委託における契約形態のひとつで、当事者の一方(委任者)が他方(受任者)に対して(法律行為以外の)事務の処理を委託し、他方がこれを承諾することによって成立する契約のこと。医師や弁護士のように、最終的な契約目的の実現が不確実な事項について、専門的な知識・判断を信頼して仕事を依頼する場合が想定される。
もうひとつの代表的な契約形態に「請負契約」がある。これは、当事者の一方(請負人)がある仕事を完成させ、他方(注文者)がその仕事の結果に対して報酬を支払うことを約束する契約のこと。建築会社が家屋を建築し、注文者がそれにたいして建築工事費用(報酬)を支払うような場合がこの請負契約にあたり、仕事の完成が契約の目的となっている。
準委任契約は、仕事の完成を必要としない点で請負契約と異なっている。

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