不可分性

不可分性(フカブンセイ)の意味・解説

不可分性とは、不可分性のそもそもの意味は、密接に結びついていて、分けたり、切り離したりできないことや、さまをいう。
これは、民法上の概念で、地役権や担保物権などに認められる性質をいう。例えば、「担保物権」と「被担保債権」は分けることができない。つまり、担保物権(抵当権)は、その被担保債権(貸したお金)の全部が弁済されるまでは、担保物権の目的となった物の、全部の上に効力が及ぶというもの。
仮に、100万円の借金に対して抵当権を設定した場合、90万円を返したとしても、抵当権の一部が外れず、抵当権は依然として残るということ。また、留置権者は、債権の全部の弁済を受けるまでは、留置物の全部についてその権利を行使することができる。

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