実勢価格

実勢価格(ジッセイカカク)の意味・解説

実勢価格とは、実際に市場で売買される取引価格のことであり、過去の取引実績における平均値で示される。最近の近隣における取引事例を参考に算定する場合が多い。
ちなみに不動産の価格には、この実勢価格のほかに、公示価格(国土交通省が毎年1月1日時点の土地を算定した価格で、一般の土地取引の指標とされている)、相続税評価額(国税庁が算定するもので、毎年1月1日時点の価額で8月に公表される)、固定資産税評価額(固定資産税を徴税するために固定資産税の算定の基礎となる土地価格を評価したもの。3年に1度、前年1月1日を基準にして公表される)という、それぞれの用途により使用される価格があり、これを「一物四価」と呼ぶ。

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