環境・景観保全系ゾーニングに共通する制限

環境・景観保全系ゾーニングに共通する制限(カンキョウ・ケイカンホゼンゾーニングニキョウツウスルセイゲン)の意味・解説

環境・景観保全系ゾーニングに共通する制限とは、風致地区や歴史的風土保存区域などにおいて、建物を建築する際に課せられる制限事項のことです。
具体的な制限事項には、建築物その他の工作物の新築、改築、増築又は移転、建築物その他の工作物の色彩の変更、宅地の造成や土地の開墾、土地の形質の変更、木竹の伐採、土石の類の採取などがあります。建物建築の際にこれらを行う場合、あらかじめ該当地区の自治体長の許可が必要になります。
例えば、歴史的風土特別保存地区の場合、国土交通大臣が指定し、その保存計画を定めます。そのうえで府県知事が計画内容に基づき、区域内でもとくに歴史的風土保存上の枢要な地域について保存区域を指定します。歴史的風土保存区域内では特に厳しい規制が加えられているため、土地利用に際し府県知事の許可が下りず、土地の所有者が損害を受けた場合、府県は国とともにその損害を補償することで、景観の保全が図られる。

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