風致地区

風致地区(フウチチク)の意味・解説

風致地区とは、都市計画に定められる地域地区の一つで、都市の風致を維持するために定められるもの。「都市の風致」とは、都市において水や緑などの自然的な要素に富んだ土地における良好な自然的景観のことであり、それらを維持するために、一定の建築・開発行為を認めつつも、建築物の建設や宅地の造成などに制限を設けている。風致地区は、10ha以上は都道府県・政令市が、10ha未満は市町村が指定し、風致地区内における建築物の建築、宅地の造成、竹木の伐採等については、政令で定める基準に従い、地方公共団体の条例で都市の風致を維持するために必要な規制をすることができることとされている。
なお、風致政令における行為規制の内容は以下のとおりで、許可が必要となる。
・建築物の建築その他工作物の建設(建ぺい率、高さ、壁面後退)
・建築物等の色彩の変更
・宅地の造成等(適切な植栽等により覆われた率、のり)
・水面の埋立て又は干拓
・木竹の伐採
・土石の類の採取
・屋外における土石、廃棄物又は再生資源の堆積

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