気密住宅における有効開口面積

気密住宅における有効開口面積(キミツジュウタクニオケルユウコウカイコウメンセキ)の意味・解説

「気密住宅」とは、壁や窓、屋根などにできる隙間を小さくして、屋外の空気や湿気が室内に入りにくくした住宅をいいます。一方で住宅には、室内の湿気やホルムアルデヒドなどを外に逃がすため、一定の換気対策も必要です。

住宅性能表示制度には、「換気対策(空気環境に関する等級)」の基準があり、当対策の「自然換気」について、気密住宅とそれ以外の住宅で基準を分けています。

気密住宅以外は、各居室の出入り口に1cm程度のアンダーカットを設ける、各居室の出入り口を障子や襖(ふすま)にするなどの対策をとっていると、「一定の換気量を確保するための常時の自然換気」と表示できます。これに対して気密住宅は、地域区分に応じた自然給排気口の有効開口面積を確保していれば、この表示をすることができます。

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