エーロ・サーリネン

エーロ・サーリネンの意味・解説

エーロ・サーリネン(1910年~1961年)とは、アメリカで活躍した建築家、プロダクトデザイナーです。フィンランド・ヘルシンキに生まれ、13歳のときアメリカに移住し、ミシガン州クランブルック美術大学で教えていた父・エリエルの講座で学んだ後パリに留学、帰国後、コネチカット州イェール大学で建築学の学位を取得し卒業しました。
父・エリエルと共同で建築設計事務所を設立。父の死後に事務所名を改称し、ゼネラルモーターズの技術センター、ジョン・F・ケネディ国際空港のTWAターミナルビルなど、コンクリート・シェル構造を用いた流れるような曲面スタイルの建築を確立し、一世を風靡(ふうび)しました。
家具デザインにおいては、ノール社とのコラボレーションにより、代表作「チューリップ・チェア」シリーズを発表。曲線を用いた未来的なデザインは、ミッドセンチュリーを代表する名作とされています。

ページトップへ戻る