バロック様式

バロック様式の意味・解説

バロック様式とは、イタリアのローマやフィレンツェなどで誕生し、16世紀から17世紀にかけてヨーロッパで広まった彫刻や絵画などの芸術や、建築デザイン様式のことです。名前の由来は、“ゆがんだ真珠”を意味するポルトガル語の「バロッコ」とも言われています。
デザインの特徴は、端正で荘厳、静的で円形モチーフを主とする「ルネッサンス様式」に対し、華麗かつ重厚で躍動感があり、楕円形をモチーフとする装飾性といえます。
バロック様式の代表的な建築物として、バチカンのサンピエトロ大聖堂、ローマの聖カルロ協会、フランスのルーブル宮殿、オーストリアのシェーンブルン宮殿などが挙げられます。いずれの建築物も、過剰といえるほどの豪華かつ重厚な装飾が施されています。

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