アラベスク模様

アラベスク模様の意味・解説

アラベスク模様とは、イスラム美術で用いられているモチーフや装飾模様のことです。「アラベスク文様」「アラビア模様」と呼ばれることもあります。
アラベスク模様を構成しているのは、植物のつるや葉、花の図案、幾何学図形などが多く、左右対称で連続性が重視されています。
アラベスク模様はイスラム教のモスク建築(礼拝堂)の内部空間に多く見られます。これは、イスラム教が偶像崇拝を禁止しているため、無限に広がるパターンを構成しているアラベスク模様が唯一神アラーの創造を象徴していると考えられているためです。
モスク建築以外でアラベスク模様が見られる建築物としては、スペイン・グラナダにあるアルハンブラ宮殿や、インド・アーグラにあるタージ・マハルなどがあります。

ページトップへ戻る