ポール・ケアホルム

ポール・ケアホルムの意味・解説

ポール・ケアホルム(1929年~1980年)とは、デンマークの家具デザイナーです。
コペンハーゲン工芸学校を卒業後、デザイン事務所や設計事務所に所属しながら、コペンハーゲン工芸学校夜間コースやコペンハーゲン王立美術アカデミーで教鞭を執りました。
代表作が家具の「PKシリーズ」です。この時代、多くの北欧デザイナーが木を素材とした温もりを感じさせる「デーニッシュデザイン」を発表しているのに対し、「PKシリーズ」はスチールや革、ガラスを素材として用い、直線かつ繊細で鋭いディテール処理が特徴といえます。特にロッキングチェア「PK-22」は、ドイツのモダニズム建築・家具デザイナーであるミース・ファン・デル・ローエの「バルセロナチェア」からの影響がうかがえます。

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