タングステン

タングステンの意味・解説

タングステンとは、スウェーデン語で「重い石」を意味する金属元素で、元素記号は「W」。融点が約3400℃(鉄は約1500℃)と金属の中で最も高く、密度は金に匹敵する重い金属である。また、炭素と融合すると非常に硬くなり、モース硬度ではダイヤモンドの「10」に次ぐ「9」にランクされる。
白熱電球のフィラメントに使われるほか、耐食性が高く耐熱性もあるため、電極、電気接点として、また多くの合金(高速度鋼、永久磁石鋼、ステライト)に利用される。炭化物はとくに硬く、焼結炭化物合金(超硬合金)として工具に使われる。また、散弾銃用の鉛弾や釣り用の鉛のおもりなど有害な鉛を使った製品の代用品として用いられたり、X線のシールド材として鉛と共に使用されている。

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