VOC放散の少ない建材

VOC放散の少ない建材(ヴイオーシーホウサンノスクナイケンザイ)の意味・解説

VOC放散の少ない建材とは、ホルムアルデヒドの放散レベルが最も低い「F☆☆☆☆」製品の内装材や仕上げ材のこと。しかし、F☆☆☆☆製品を使用するだけではシックハウス対策は万全とはいえない。
ホルムアルデヒド以外の化学物質にアレルギー反応を示すなら、VOC(アセトアルデヒドやトルエン、キシレン等)が影響している可能性があるので、これらの放散がない、あるいはきわめて少ないものを使用することが重要。
ただ、VOCゼロを実現した建材や仕上げ材はまだまだ少なく、しかも大変高価である。そこで、VOCの放散量が少ない建材・仕上げ材と、VOCそのものを吸着・分解してくれる部材や設備等を組み合わせて使用するという手法も検討する。VOCを吸着・分解してくれる部材等としては、火山灰を1000℃で瞬間加熱してつくる発泡体「シラスバルーン」や、活性炭とセラミックでできた吸着フィルター「活性炭ハニカム」、新聞再生紙をリサイクルした「ホルムアルデヒド吸着シート」などがあげられる。

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