地質学的地盤の分類

地質学的地盤の分類(チシツガクテキジバンノブンルイ)の意味・解説

地質学的地盤の分類とは、地盤を地質学的に形成年代で分類したもの。具体的には新しい層から順に「沖積層」「洪積層」「第三紀層」に分けられる。
沖積層とは、約1万年前から現在までの間に堆積した最も新しい地層で、主に砂層やシルト層(砂より粒子が細かく水溶性の高い地層)で構成され、地盤は未固結で、広域的な圧密沈下や地震による液状化がしばしば問題となる軟弱な地盤といわれ、日本の平野部に多く存在する。
洪積層とは、約170万年~1万年前に形成された地層で、主に砂れき層や粘土層から構成され、固結している良好な地盤が多い。
第三紀層とは、約170万年以前に形成された地層で、一般に岩盤と呼ばれる比較的堅く安定した地盤が多いとされている。

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