抵当証券

抵当証券(テイトウショウケン)の意味・解説

抵当証券とは、不動産の「抵当権付き貸付債権」を小口化して投資家に販売する有価証券のこと。

債務者の同意を得て登記申請をし、法務局が「抵当証券」を発行する。「抵当証券」は抵当証券保管機構が保管し、購入者には抵当証券保管機構が発行する「保管証」と、抵当証券会社が発行する「モーゲージ証書」が交付される。
貸付金が回収できなかった等の場合には、抵当証券会社が担保不動産を処分し、未回収分があれば補てんして元本利息を支払う仕組みになっている。
なお、抵当証券会社は、交付された抵当証券の原券を抵当証券保管機構に預けることが義務付けられている。抵当証券保管機構は、原券を預かると保管証を発行することになっている。

抵当証券会社が万が一、支払い不能となった場合には、元利金の一部が戻ってこないこともある。

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