地形測量

地形測量(チケイソクリョウ)の意味・解説

地形測量とは、土地の起伏の状況、地表の河川などの自然の対象物や建物などの人工の対象物の位置や形状を測定し、地名や境界などを調査する測量で、地形図をつくる測量のこと。
現在は空中写真測量(航空機から撮影された連続する空中写真を用いて、地形図を作製する作業である)を主とし、補助として、平板測量(原図となる伸縮の少ない図紙をはった平板を三脚に取り付け、アリダードと呼ばれる測斜儀を用いて、直接現地において地上の地物の方向角または方位角を平板上に方向線で描画し、直接または間接に測定した距離および高さを併用して、これを所要の縮尺で直ちに平板上に作図、地上と相似の図形を描く)を用いる。
地形測量において、地形図等の縮尺が1/1000以上の場合は平板測量によって、1/2500以下の場合は写真測量によって行うことを標準としている。

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