新型特別養護老人ホーム

新型特別養護老人ホーム(シンガタトクベツヨウゴロウジンホーム)の意味・解説

新型特別養護老人ホームとは、それまでの集団処遇型(4人部屋主体)のケアから、プライバシー保護、個人の自立を尊重したケアへの転換を図ることを目的とし、入居者の居室は全室個室となっており、10人前後のグループを一つの生活単位(ユニット)として、きめ細やかな介護ケアの実現を図る「ユニットケア」を採用している。
食事介助や入浴介助などもユニットごとに行われるので、入居者個々のニーズに応えられる介護ケアが特長で、感染症などの対応が個別でとりやすくなり、インフルエンザなどの感染リスクが低減できるなどのメリットがある。
一方で、少人数がゆえ、居住者間でのトラブルが発生した場合、住み替えを強いられるなどの懸念点もある。
また、従来の特別養護老人ホームよりも建築コストが高く、居住費・光熱費などもかかることから、入居者の負担は増える傾向にある。

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