自走用標準型車イス

自走用標準型車イス(ジソウヨウヒョウジュンガタクルマイス)の意味・解説

自走用標準型車イスとは、後輪の外側についているハンドリムと呼ばれる輪を、自分の両手で回して進む車イスのこと。
介護保険においては、六輪型車イス(室内での取り回しスペースを考慮したタイプ)や片手駆動型車イスも、自走用標準車イスに含まれる。
屋内で車イスを利用する場合、自走用標準型車イスの幅を620mm~630mmとすると、部屋の出入り口の幅は900mm以上は必要になる。また、車イスが360度回転するためには、直径1.5mのスペースが必要だといわれている。こうしたスペースを考慮すると、8畳間ならば自走用標準車イスと特殊寝台を導入しても方向転換は可能だが、6畳間の場合はベッドや他の家具の位置を十分に考慮する必要があるだろう。
このほか、廊下と居室の間の段差の解消、床材の交換、床下部分の補強も不可欠だ。

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