ロマネスク様式

ロマネスク様式の意味・解説

ロマネスク様式とは、10世紀末から12世紀にかけて、ヨーロッパ各地でつくられた建築や彫刻、絵画などのデザイン様式のことです。この時代の後に勃興する「ゴシック様式」とともに、ヨーロッパ中世のイメージを形成しているデザイン様式ともいえます。ちなみに、語源はフランス語の「ロマン(ローマ風)」と言われています。
ロマネスク様式を取り入れた建築物の特徴は、石造りの厚い壁、小さな窓、開口部の上部に半円アーチを取り入れた点などで、修道院や教会など宗教建築物に多く見ることができます。代表的な建築物は、ドイツのシュパイアー大聖堂、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂、イタリアのピサ大聖堂、フランスのノートルダム・デュ・ポール大聖堂などがあります。

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