南下がり

南下がり(ミナミサガリ)の意味・解説

南下がりとは、頂上から南に向かって下がっていく、ひな壇状の造成地や住宅地のこと。ほかの方位に向かって下がっていく形より、日当たりに優れている。
なお、ひな壇上の敷地とは、ひな人形を飾る台のような階段状になった造成地(住宅開発地、ニュータウン等)のこと。各住宅は、比較的日当たりや風通しがよく、プライバシーも確保されている。とくに高い位置や角地にある住戸の眺望はとくに良好である場合が多い。
一方、注意点としては、以下の点が挙げられる。
・外構工事、造成工事、擁壁工事には費用がかかる場合が多い
・道路との高低差がある場合、駐車場の設置がむずかしい場合がある
・ひな壇を造成する際には、平坦に整地できない場合、段々状に土を削ったり(切り土)、盛ったり(盛り土)するが、一般に盛土部分の地耐力は切土部分より弱い場合が多い
検討時には、これらについて不動産会社や建築士に確認したり、地盤調査会社に依頼して地盤強度を診断してもらうとよいだろう。

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