照明の基礎知識

09年08月19日
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1室に複数の照明器具を設けて明かりを楽しもう

照明器具は天井に一つという発想を転換し、一つの部屋に複数の照明器具を設けて、もっと光による演出を楽しもう。

天井につけた照明だけで明かりをとると、空間が単調な印象になりがちだ。さまざまな照明を部屋の中に効果的に配置して、食べる、くつろぐなど、生活のシーンごとに適切な明かりを使い分けよう。

食事をするときは、ペンダント照明で明かりを集中(上)。だんらんのときは、シーリングライトでたっぷりの明かりを(下)●パナソニック電工
照明器具のさまざまな種類を目的ごとに使い分ける

照明器具は主に白熱灯と蛍光灯に光源が分けられる。白熱灯は赤みのある温かい色、蛍光灯は白色のクールな色が特徴。だが、蛍光灯にも電球色といわれる白熱灯と同じような色合いを出すものもある。照明器具を選ぶときは、部屋の用途に合わせ、また蛍光灯のほうがランニングコストが安いことも考慮して、まず光源から選ぶようにしよう。

次に、照明器具はさまざまな種類がある。リビングや個室で主照明として使われることが多いのはシーリングライト。文字どおり、天井面からの照明だ。それだけでも明るさは確保できるが、ブラケットやフロアスタンドなどの補助照明器具を組み合わせて、間接光も取り入れると、格段と空間に奥行きと広がりが出る。設計段階で、どこにどのような照明を配置するのか、きちんとプランニングを行うことが大切。そのうえで器具を選んでいこう。

省エネルギー効果のあるインバータや連続調光など、最新の機能にも注目して、部屋にふさわしい照明器具を選ぼう。

【シーリングライト】ダークブラウンの飾りがアクセント。すっきりした薄さを強調●パナソニック電工

【ペンダントライト】シンプルなデザイン。 食卓に明かりが集中し、華やかに彩る●パナソニック電工

【シャンデリア】アンティーク調の仕上げと木の組み合わせで、 落ち着きを演出●パナソニック電工

【ブラケット】壁面から天井にかけて、間接光の演出で美しく見せる●パナソニック電工

【フロアスタンド】足で軽く踏むだけで明かりのオン、オフができるフットスイッチつき●パナソニック電工

文/林直樹
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