単体規定(タンタイキテイ)の意味・解説
単体規定とは、それに対して集団規定とは周囲の環境や他の住民との調和を図るための規定。建築基準法には、建物本体に関する規定と外部環境への影響を考慮した規定がある。前者の建物本体に関する規定を「単体規定」、後者の外部環境への影響についての規定を「集団規定」という。
「単体規定」とは、個々の建築物の構造・耐力、居室の通風や採光、換気、建築設備など安全性や居住性を確保するための技術的基準・規定である。「単体規定」の場合、その規定に違反して不利益があっても個人責任となる。
一方、「集団規定」は、都市計画法と関連して、建物と周辺環境の関係を定めるものであるので、建物の用途や大きさの制限である建ぺい率、容積率、高さ制限、接道義務、北側斜線、道路斜線、隣地斜線制限などが定められている。
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