速燃性

速燃性(ソクネンセイ)の意味・解説

速燃性とは、物質に着火したときに燃焼が持続し、しかもその燃焼速度が速い性質のことを表します。
住宅に用いられる繊維のうち、ナイロン、アクリル、ポリプロピレンなどの化学合成繊維(化繊)は、火や熱に弱く、比較的速燃性が高い物質です。一方、天然繊維のうち羊毛(ウール)は難燃性を持つため、急激に燃え広がることはありません。この性質より、カーペットやカーテンには化学合成繊維より動物の天然繊維(ウール)のほうが適しているといわれています。
しかし、難燃加工が施された製品や、防炎認定を取得した製品なら、素材にかかわらず燃焼防止に対する効果があります。万が一、カーペットの上にタバコの吸い殻を落としても、すばやい対処により燃え広がることはなく、焦げ跡がつく程度ですみます。

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