スレート瓦

スレート瓦(スレートガワラ)の意味・解説

スレート瓦とは、屋根などに用いられる材料の1つで、天然スレートと人工スレートがある。
天然スレートは、粘板岩などを薄板に加工した屋根材で、天然石を使用し、加工も手間がかかるため高価である。
人工スレートは、セメントと繊維材料を混ぜて、高圧でプレスし、厚さ約5mm程度に成型されたもの。
薄い平板状のもので、運搬がしやすく、品質も均一化され、加工も少なくて済むので施工費も安い。
以前は、上記繊維材料として、アスベストが使われていたが、健康への影響が明らかになり、平成16年(2004年)以降は、使用禁止となっている。
そこで問題になってくるのが、屋根の葺き替え工事の場合である。
古いスレート材には、剥がす際にアスベストの影響を受ける可能性があるため、事前の調査や施工方法などをしっかり確認して進める必要がある。

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