障子紙

障子紙(ショウジガミ)の意味・解説

障子紙とは、明(あか)り障子に貼る紙のこと。ガラスなどに比べて、障子紙を透過した光線は拡散して室内全般を明るく柔らかな雰囲気に包みこむ。また、室内の乾湿を調整したり、フィルターの役目を果たして室内の空気を清浄化したりするほか、カーテンよりも高い断熱性を持ち冷暖房効果を高めるともいわれている。かつては手すきによってつくられていたが、現在は機械すきによるものが量的には主流となっている。
障子紙の種類は、最高級品とされる手すき楮(こうぞ)障子紙をはじめ、マニラ麻・レーヨン・ビニロンなどを40%以上配合した混抄障子紙、レーヨンを40%以上配合したレーヨン障子紙、パルプを80%以上配合したパルプ障子紙などさまざま。また最近は障子紙にプラスチックフィルムを裏面から接着するなどして強度を高めたプラスチック障子紙や、アイロン障子紙・消臭障子紙・難燃障子紙など機能面で工夫を施したものも登場している。

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